「窓辺の家」のコンセプト回遊性と可変性

物件を契約して建築士(謡口先輩)さんに現場を見てもらいつつ、4月頭に住みたい家の相談をして、4月末に建築士さんにコンセプトを含めたプランの提案をしてもらいました。

なので3月ごろ、どんな家に住みたいかを家族間で相談していたと思います。一番やってはいけないと思っていたことは、建築士さんに相談する際に家族間で意見が割れていること、相談する前に家族間で意見はすり合わせをしておきました。

イメージボードで家族間で意見を擦り合わせ

新版 家を買いたくなったらの中にもどんな家に住みたいか、何を優先したいかを考えるフレームワークがありましたが、さらにイメージを膨らませるために、イメージボードを作りました。実現性は度外視して、雑誌やPinterestからとにかく住みたい家のイメージをかき集めてプリントアウトし、やりたいことをポストイットで貼っていきました。


家づくりイメージボード

もうはがしてしまったイメージボード

ポストイットには漠然とした以下のうようなイメージが書かれていました。

  • 考えるスペース壁
  • 日当たりのいい場所をうまく使いたい
  • ごはんの時間はテレビを見ないように
  • 作業台をダイニング兼にするか
  • 鍋をすっと出せる
  • キッチンと玄関がつながっていたい
  • 野菜や保存食を置いておくスペースが欲しい
  • キッチンの壁にはタイルをはりたい
  • 小さな畳スペース
  • おもちゃ収納必要
  • トランスフォームする部屋
  • 窓から木が見える
  • 窓際がベンチになっている
  • 本棚を使いこなす
  • 衣類の衣替えはしたくない
  • カメラ道具置き場、鞄置き場をどうにかしたい
  • 広い土間
  • 自転車を壁にかける
  • 玄関に花が飾りたい
  • 神棚がほしい
  • 乾燥機が欲しい
  • 室内にも洗濯物が干せるようにしたい
  • 意外とトイレにこもる
  • 寝室とトイレは壁に色があるイメージ
  • 住みながら作る家

整理すると細かなこだわりに実はヒントがあったみたいなものが失われてしまう気がしたので、出てきたイメージを整理することなくありのまま伝え、建築士さんにコンセプトを含めたプランを出してもらいました。こうして改めて初期のイメージを見直すと、咀嚼してもらっているなーと言う印象です(そもそも全てを実現することが目的ではないですし)。家に求めていることはそんなに多くないと思っていたのですが、こうして見るとそんなことないですね。

素敵なコンセプトブック

4月末、打ち合わせ場所は喫茶レストラン丘、建築士さんに以下のようなコンセプトブックを作ってきてもらってプランを説明してもらいました。


「窓辺の家」コンセプトブック

「窓辺の家」コンセプトブック

お伝えしたイメージを「窓際のしつらえ」「ライフスタイルに合わせた可変性」「家事を無理なく効率的に」「収納の綿密な計画」「日当たりのいい場所」「食を楽しく考える」「職住一体の暮らし方」という言葉で整理してくださり、角部屋の三方向に開いた条件を最大限に生かすために、中央に閉じた収納を配置して回遊性を持たせ、その時々の家族のライフスタイルに合わせて空間を区切って使うコンセプトを考えてもらいました。


ライフスタイルに合わせた可変プラン1

ライフスタイルに合わせた可変プラン1

住まいの解剖図鑑の中に「名作の陰にヘソ階段あり」という言葉が出てきて、吉村順三氏の「森の中の家(1962)」などが紹介されていて気になっていたのですが、まさにヘソ収納がキタ!と心の中で思いました。


ライフスタイルに合わせた可変プラン2・可変プラン3

ライフスタイルに合わせた可変プラン2・可変プラン3

イラストのように、子ども部屋が必要になったら、中央の収納エリアに閉まってあった引戸で部屋を区切ってしまうというわけです。詰めの段階で細かな変更はしていますが、基本コンセプトはこの見せていただいたこのプランで決まり、あとは詳細図面に落とし込むという感じでした。

角部屋で窓の多い部屋のため、建築士さんは物件を見た瞬間に展開図が書きたくなったそうで、コンセプトブックに展開図を描いてくださいました。このスケッチをベースに模型を作ったりと、イメージを掴む助けになりました。


展開図1

展開図1

展開図2

展開図2

一緒に作る楽しさ

建築の専門家ではないので、図面を引けと言われてもできないのですが、家づくりというプロジェクトに積極的に参加して共創している感じはすごく楽しいです。例えばイメージで出していた「トランスフォームする部屋」とか完全に漠然としたイメージで話をしていたのですが、見事にプランに落とし込んでくれたので、さすが謡口先輩すごいなーと思いました。


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yamada takuo

有限会社アップルップル デザイナー

カメラと自転車と本屋が好きです。愛知県岡崎市在住。