人間中心設計を学ぶHCDまつり

12月4日に、Webサイト制作者のためのHCDの理解 in 名古屋 人間中心設計を学ぶHCDまつりに参加してきました。午前中HCD事例発表会、午後からモックアップ作成・アクティングアウトという内容でした。

HCD事例発表会

HCD事例発表会では、僕も発表してきました。まだまだHCDと言えるレベルではないと思っていますが、やれることから少しずつ取り入れていきたいと思いチャレンジしています。

ユーザーにインタビュー

具体的には、某建材メーカーのサイトを今取り組んでいるのですが、そのユーザーにあたる建築士の方や、工務店の方にインタビューを行いました。これまでサイト制作を行う際には、クライアントに話を聞くことはあっても、実際にサイトを利用するユーザーになり得る人に話を聞くことは無かったので、その業界の構造の話から普段見るサイト、サイトを利用するシチュエーションなどなど、インタビューをすることによってよりユーザー像をしっかりと意識する事ができました。

クライアントにインタビュー

某建材メーカーのサイト制作プロジェクトに参加しているメンバー15名の方にもインタビューを行いました。ネットの利用頻度や新しく作るサイトのイメージ、会社の強みなど簡単なアンケートを行い、実際にそれぞれの担当している部分をヒアリングさせていただきました。インタビューのスキルとして、根掘り葉掘り聞くという学びがあったので、かなり踏み込んだ話も色々と聞くことが出来ました。

発表を行ってみて

1人でやっていると、本当にこのやり方であってるのかとか、これはハマったのでやらない方がいいとか、実際にやってみて得た経験を共有することができないので、今回のように発表会をおこなって共有するといいなと思います。また制作のプロセスを検証することがこれまでなかなか無かったので、実際にこの案件が終わったら、スタート当初のスケジュールと、実際にやったこととその制作プロセスを振り返るという事もやってみる必要があるかと思いました。

モックアップ作成とアクティングアウト

午後からは、モックアップ作成とアクティングアウトを行いました。

アクティングアウトとは

アクティングアウトは、開発者がその製品やシステムを使用するシーンを、寸劇のような形で演じることにより、オーディエンスからの反応を知覚し、自らの気づきや振り返りに資する手法である。(情報デザインの教室 p130. 5-27アクティングアウト より)

美大生は石膏像などを鉛筆でデッサンしたりするが、あれは観察する力を養うことや、自分が感じ取ったイメージをスケッチして他者に伝えるというトレーニングでもあると思う、その他者へ伝えるスケッチの種類として、モノのスケッチは「プロトタイプ」、概念のスケッチは「ダイアグラム」、コトのスケッチとして「アクティングアウト」があり、アクティングアウトは、例えばウェブサービスをユーザーの寸劇というスケッチを通してより理解しようということだと思います。

ワークショップでおこなったアクティングアウト

アクティングアウトの種類としては、「人工物のふるまい」「ユーザー再現」「シミュレーション」「プレゼンテーション」があり、詳細は情報デザインの教室のp131を見ていただければと思いますが、今回のワークショップでは前回の中級編で作成したアクティビティシナリオとインタラクションシナリオを元に、ペーパープロトタイプを作って、アクティングアウトを行いました。これはアクティングアウトの種類としては、「シミュレーション型アクティングアウト」であり、得られる気づきとして、ユーザー・人工物・オーディエンスがあり、得られる気づきの視点が多く評価手法としての使い勝手が良いとのことです。

5人のチームでペーパープロトタイプを作りつつ、その利用シーンを演じるための台本を作ったり、小道具を作ったりとこのHCDの理解で毎回思いますが、皆ものすごい集中力で黙々と作業をしていました。講評会では、iPhone役を演じてくれた方は、なかなか色々なページを出すのに苦労していたことから、iPhoneのCPUの不可を体感したとか、僕自身凄くいいサービスが出来たと思っていても以外と普通ですねというようなオーディエンスの感想がもらえたりとか、外化することの重要性を改めて感じました。また他のチームの発表も、全く同じお題から様々なサービスの提案に発展しているので、色々な気づきがあっておもしろかったです。


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yamada takuo

有限会社アップルップル デザイナー

カメラと自転車と本屋が好きです。愛知県岡崎市在住。