大人のための読書の全技術を読んで

齋藤孝さんの『大人のための読書の全技術』を本屋で立ち読みしてたらなかなか面白くて購入してしまいました。本を読む技術の本といえば『本を読む本』を社会人になりたての頃教えてもらって、これは学生のときに知りたかったと印象に残っている本があるのですが、この『大人のための読書の全技術』も全く同じ、昔から本を読むのが苦手で、大人になって必要に迫られて徐々に読むようになってきましたが、もう少し読書量を増やせるように本を読むスキルを身につけたいです。

この本の『第2章 読書の量を増やす―速読の全技術』と『第3章 読書の質を上げる―精読の全技術』の速読と精読について書かれた箇所が特に気になりました。以下メモです。

速読の技術

  • 本は知識で読むので読めば読むほど速度が速くなる
  • 読む速度を速くする方法は、目を速く動かしていく方法と全体の中で必要な部分だけをピックアップしてそこを集中的に読む方法
  • 目次を読むことで、本の概要を知り、大事なところをはっきりさせる
  • 本を読む目的を設定する「今読んでいる本の内容を誰かに説明する」など
  • 時間的締め切りを設定する「本を買ったら喫茶店に入って一冊20分ぐらいでその本の内容を人に話せるぐらいまで把握する」
  • すべてを要約している最後の結論から読む「逆算読書法」
  • 全体の2割を読むだけで全体をつかむ「二割読書法」
  • 「二割読書法」をするための目次からのセレクト感覚を磨く
  • 速読術を鍛えるために書店を活用する(10冊ほど立ち読みして購入する1冊を決める)
  • キーワードをボールペンで丸をつけて読む「サーチライト方式」
  • 複数冊、例えば10冊同時に読む「同時並行読書術」
  • トイレではこの本、テレビを見ながらはこの本、電車ではこの本、お風呂ではこの本とTPOに応じて読む
  • 視野を広げる

精読の技術

  • 音読する
  • 原文を声に出して読み、翻訳する
  • 全文暗唱する
  • 本そのものを3色ボールペンで読書ノートにする
  • 一番大事なところは赤で線を引く、まあ大事なところは青で線を引く、自分が主観的におもしろいところは緑で丸をつける
  • 自分なりの読書ノート化するために法則性も変えていく
  • 本にどんどん書き込んで、自分の色に染めてしまう
  • 引用力を高める
  • ライブ感のある読書法
  • 書き写す

こうして見ると本は懐の深さというか、インターフェイスとしてもよくできてるなと改めて考えさせられました。電子書籍は小説とか漫画をじっくり読んでいくにはいいんですが、上記のようなパラパラとざっくり読んでいくにはまだまだ難しいです。本に書き込む話は、松岡正剛さんの『多読術』でも出てきて、一時期やってみようとして挫折していたのですが、3色ボールペンのやり方は、基本中の基本という感じでトライできそうな感じでした。

この本では、社会人が読んでおくべき50冊の必読リストというものも付いており、いわゆる古典と呼ばれる本も少し興味がわいてきました。クライフの本やモウリーニョの本もこのリストの中に含まれており、これは僕にとっては必読の本です。


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yamada takuo

有限会社アップルップル デザイナー

カメラと自転車と本屋が好きです。愛知県岡崎市在住。