デザインマネジメント読みました

デザインマネジメントを読みました。岡崎に引っ越してから通勤時間の読書がイイ感じのペースです。普段のウェブ制作の仕事で、ビジネススクールのサイトに深く関わるようになってから、デザインとマネジメントのトピックは非常に気になっています。そういった意味ではこの本は、特に鳴海製陶のOSOROの話はとても興味深かったですし、何度も読み返したいです。正直、帯にアップル、グーグル、アウディ、ダイソンと文字が踊っていたのでそういう本かと思って手に取ったのですが、いい意味で裏切られたというか、鳴海が地元から非常に近い土地なので、そういう場所にもこういう話があるんだとうれしくなりました。

本の構造としても面白かったのが、はじめにのところに<この本の見方>が書かれているのですが、デザインの視点として東京造形大学でデザインマネジメント学び東芝のデザイナーとしてキャリアをスタートさせた田子さんの文章と、経営の視点として米国のダートマス大学大学院でMBA教育を受けてアクセンチュア戦略グループでフレームワークを叩き込まれた橋口さんの文章が、特に3章の鳴海製陶のOSOROの話のところでは、時系列に交錯して、ちょっとした映画を見ているようなドラマを感じました。

左脳型か右脳型かということではなく、そのどちらも大事なのだ。今までは物語や共感といった右脳的なアプローチが軽視され過ぎていたため、その重要性を見直そうということにすぎない。鳴海製陶の OSORO の開発においても、スペック(耐熱温度差や強度など)に関する数値は重視していたし、開発プロセスの見直しの際は要素分解で進めていく部分も多々あった。一方で、右脳的な物語や共感といった要素も非常に重視していた。(p.399より)

デザイナーの活躍できる場面は今後増えていくように感じますし、橋口さんの上記の文章にもあるように、両方の視点をバランスよく持てるように、自分で線を引いたりしないで何事にもトライしていきたいと思いました。


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yamada takuo

有限会社アップルップル デザイナー

カメラと自転車と本屋が好きです。愛知県岡崎市在住。